認知症について

認知症は、年をとると経験する老人ボケのようなものです。認知症は、アルツハイマーとともに、家族の対応が難しい疾患で、正しい知識が必要です。認知症は、知能の働きが低下し、正常な社会生活が送れなくなる病気です。老人だけでなく、脳に損傷を受けると誰でも認知症になります。一方で、年をとっても認知症にならない年寄もいます。認知症には、40〜60歳に現れる初老期認知症と、65〜70歳に現れる老年期認知症があります。

認知症の原因

認知症の原因は、今のところ解明されていません。老人になっても、認知症になる人とならない人がいます。また、今まで元気だった人が、急に態度がおかしくなり認知症と診断されることもあります。趣味や興味を持ち続け、生きがいを持つことが重要と言われます。年寄が認知症となると、周りの家族の負担が大きくなります。しかし、家族の看護の程度によってその後の病状が変わるとも言われ、医療機関の支援を受けながらのケアが大切になります。

アルツハイマー型認知症

アルツハイマー型認知症は、老年期の認知症の一種です。最初に見られる症状は、ひどい物忘れや記憶の乱れです。次第に症状が進み、自分の居場所が分からない、物事を認識できない、言葉がわからない、となってきます。

アルツハイマー型認知症の原因は、まだハッキリ分かっていません。ただ、大脳が萎縮したり、神経伝達物質が変化するなどの現象が見られるようです。

多発梗塞性認知症(脳血管性認知症)

多発梗塞性認知症(脳血管性認知症)は、脳出血や脳梗塞が要因で脳に障害が起こり、異常な症状を起こします。国内では、脳血管性認知症が多いと言われていましたが、しだいに欧米型のアルツハイマー型認知症も増えてきています。

脳血管性認知症を含む認知症の判定には、CTスキャン、MRI、脳波などの検査が総合的に行われ、判断されます。この検査により、脳腫瘍などの疾患と区別されます。

認知症の治療法

認知症の治療方法は、確立された治療法がなく、いわゆる対症療法的な治療になります。激しく精神的な興奮が続く場合は、向精神薬が使用されます。また不眠などで夜中に騒ぐ場合は、睡眠薬が使われます。この場合、付き添いの家族なども大変になりますので、昼間に寝ないで起こすようにして、夜に眠れるようリズムを整えるサポートをします。

昼間の活動を推進するために、介護保険やデイケア通所などの施設を利用して、積極的な活動をサポートする方法もあります。また夜眠るためには、昼間に太陽の光を浴びることや、外の新鮮な空気に触れることが大切です。

認知症 知識

認知症は、老人になって記憶力がなくなり、物忘れが激しい、言葉も出なくなるなどの症状を言います。認知症の原因は特定されてなく、治療法も確立していません。アルツハイマー型認知症や多発梗塞性認知症(脳血管性認知症)がありますが、異常行動に対し、対処療法的な治療を施します。家族を含めた周りの人の理解と看護、知識が大切で、24時間の介護となるケースが多くなります。